高級キーボードなのに
ロングヒット商品!?
HHKBはHappy Hacking Keyboard(ハッピー ハッキング キーボード)の略で、株式会社PFUより販売されているコンピュータ用キーボードです。
1996年の発売開始から、今年2021年をもって25年となるロングヒット商品です。
HHKBの外観

HHKBは テンキー、矢印キー、Fキー を大胆に省略することでボディサイズを削減した 60%キーボード(フルサイズキーボードの60%)です。
小さくなったことでキーが無くなった 矢印キー や Fキー を入力する際は本体右下にある Fnキー を押しながら該当キーを押す必要があります。

またHHKBは一般的なキーボードと違って Controlキー の位置が、左下や右下には無く Shiftキー の上に配置されています。
これらの配列が一般的なキーボードと異なっている理由は、主にホームポジションを崩すことなく入力ができるためとされています。

さらに本体上部の飛び出し部分には、電池ボックスがあり単三電池2本で駆動ができます。使用頻度にもよりますが メーカー公称値は3カ月 となっています。

キーマップが変更可能
HHKBの面白い機能として背面に DIPスイッチ と呼ばれる物理スイッチがあり、変更することで 一部キーがWindowsやMacに適した モードに変更できるスイッチがついています。これによりWindowsだけでなくMacでも使用できるようになっています。

そしてさらに、キーマップを変更したい場合は付属の キーマップ変更ツール を使えば、ほぼすべてのキーを自分好みにカスタマイズできます。
文字入力が多い方は、自分仕様にカスタマイズすることでタイピング作業がさらに捗ります。

静電容量無接点方式
そしてHHKBの最大の特徴は、静電容量無接点方式という一般的にあまり見かけない入力方式を採用しているところです。この方式は物理的な接点を持っていないためキーを底まで押し込む必要がなく、センサーがキーの押下を検知しただけで入力ができるという特徴があります。
そのためキータッチが非常に軽く 長時間入力しても疲れにくく打ちやすい キーボードとなっています。更にキーを底打ちする必要がないことから、耐久性にも優れている のも特徴のひとつです。
各モデルについて

HHKBは上記のように名前も見た目も区別がつかないので、簡単に各モデルを説明していきます。
HHKB 各種モデル ・HHKB Professional HYBRID Type-S
・HHKB Professional HYBRID
・HHKB Professional Classic
※混乱しそうになるので以後、共通部分の HHKB Professional という部分は省きます。
HYBRID Type-S、HYBRID は共にBluetoothとUSB接続が可能なモデルです。両モデル共にBluetooth接続でデバイスを4台まで登録することができ、キー操作で登録した各デバイスを切り替えることができます。
※USBの形状は、両モデルともType-Cコネクターが採用されています。
Type-S とは? ・HYBRID Type-S と HYBRID の違いは HYBRID に、高速タイピング Speed と、静粛性 Silent の機能がプラスしているため Type-S と付いています。 ※ 高速タイピングも静粛性も必要ない場合は、通常の HYBRID もおすすめです。
そして最後の Classic は USB接続のみ可能なモデル となっています。
Bluetooth接続をしない場合や、決まったデバイスにしか接続しない場合はこちらもおすすめです。ただ一点注意があって Classic はキーマップ変更ツールが使えないという点です。
※USBの形状は、こちらもType-Cコネクターが採用されています。
上記の3種類のモデルには、各モデル以外にキー配列に 英語配列・日本語配列 が選ぶことができます。
※ただし現在 Classic は英語配列のみとなります。
更にキートップの刻印 有・無 に加えて、カラーリング 墨・白 があり、自分好みのHHKBを細かく選ぶことができます。
価格について
ここまでHHKBのラインナップや特徴について説明してきましたが、ここでは価格について解説します。
HHKB Professional
HYBRID Type-S
| 入力配列 | 色 | 価 格 |
| 英語配列 | 墨 | ¥35,200 (税込) |
| 英語配列 | 白 | ¥35,200 (税込) |
| 英語配列 ※無刻印 |
墨 | ¥35,200 (税込) |
| 英語配列 ※無刻印 |
白 | ¥35,200 (税込) |
| 日本語配列 | 墨 | ¥35,200 (税込) |
| 日本語配列 | 白 | ¥35,200 (税込) |
HHKB Professional
HYBRID
| 入力配列 | 色 | 価 格 |
| 英語配列 | 墨 | ¥30,250 (税込) |
| 英語配列 | 白 | ¥30,250 (税込) |
| 英語配列 ※無刻印 |
墨 | ¥30,250 (税込) |
| 英語配列 ※無刻印 |
白 | ¥30,250 (税込) |
| 日本語配列 | 墨 | ¥30,250 (税込) |
| 日本語配列 | 白 | ¥30,250 (税込) |
HHKB Professional
Classic
| 入力配列 | 色 | 価 格 |
| 英語配列 | 墨 | ¥25,300 (税込) |
| 英語配列 | 白 | ¥25,300 (税込) |
| 英語配列 ※無刻印 |
墨 | ¥25,300 (税込) |
| 英語配列 ※無刻印 |
白 | ¥25,300 (税込) |
一番安い Classic でも税込25,300円します。
明らかに一般的なキーボードよりも、はるかに高い価格です。
値段が高い理由は、一般的ではない静電容量無接点方式を採用している点もあると思いますが、中国製のNizというメーカーのキーボードが同じ静電容量無接点方式を採用しているにも関わらずHHKBの半額に近い価格で販売しているあたり、HHKBが日本製ということも要因かと考えます。
ですが日本での雇用や技術を守る点では国内で生産することは、私はとても大事だと思っています。是非ともPFUには、海外勢との競争を頑張っていただきたいなと応援しております。
レビュー
購入経緯
今回私がHHKBを購入するきっかけになったのは、iPad用のキーボードを探していたことがはじまりでした。そしてAppleの Magic Keyboard が、デザインや機能性、持ち運びにも優れていたため「これはいい!」思って購入しようとしたのですが調べてみると、私にとって気になる2つのデメリットがありました。
Magic Keyboard デメリット ①価格が高すぎる ※ しかもこのキーボードを買っても、iPadだけにしか使えない ②12.9インチiPad Proと接続すると重量が1.4㎏弱になる。 ※ これは13インチのM1 MacBookProとほぼ同じ重さとなります。
(税込41,580円)
※ 正直iPadがここまで重くなると、もうiPadである必要がない。
以上の理由があるため、今回は Magic Keyboard の購入を諦めました。そこで何かいいキーボードはないか?と考えた時に、昔から定評のある HHKB の事を思い出しました。そして調べてみると Magic Keyboard にはないメリットがありました。
メリット
①省スペース
HHKBが1台あれば、Bluetooth接続で4台切り替えながら使うことができるので、何台もキーボードがいらない
②セパレート使用にできる
私は外出する際、iPadをほぼ常に持ち歩いているのですが、必ず出先でキーボードを必要としている訳ではないので、使わない日は家に置いていけるという点で、重量の軽減にもなるので、そこもメリットと考えました。
③キーマップの変更
そして最後に私が HHKB を使う環境はiPad、Windows、Macと全てバラバラなOS環境のため、キーマップの変更ができる HHKB は、まさに理想でした。しかも変更したキーはHHKB本体に記録されるので、キーを変更した後はどの環境で使っても変更した内容が反映されます。これによりiPad、Windows、Macの全てで使用しても違和感のないように、キーの変更(特にMacの⌘キーと、WindowsのControlキー、スタートキー)を納得がいくまで移動変更ができました。参考までに現在の私のHHKBのカスタマイズを紹介します。

デメリット
・でもやっぱり高い
接続できるデバイスが多く、デバイス1台ごとにキーボードを買うよりは安く、省スペースで済みますが、とは言えやはり価格が高いことには変わりないので買うことに勇気がいります(苦笑)
何とも言えない部分
・墨を買うときは注意
HHKBのカラーリングには「白」と「墨」があります。私は「墨」を買ったのですが、黒いボディに黒で刻印が入っているので、角度によっては刻印がとても見えにくいです。離れると「無刻印」に近いぐらい刻印が見えません。刻印がキッチリ見えて欲しい人は「墨」はあまり向かないかもしれません。あと「墨」はホコリがよく目立ちます。
・電源が乾電池・電池ボックスの見た目
HHKBのコンセプトとして、「コンピュータは消耗品、キーボードは一生もの」という考えがあるので、内蔵バッテリーにしてしまうと、バッテリーの寿命=商品の寿命となってしまうため、一生ものとして使用していくことは難しくなってしまいます。この辺りは消費者の考え方によって好き嫌いが別れてメリットになったりデメリットになったりしますが、私は気に入った製品を長く使えるのメリットだと思います。(ただし乾電池を長期間入れっぱなしにすると、液漏れなどのトラブルが発生してしまうので注意が必要です。)またネットの意見では乾電池を入れる電池ボックスがボコっと出ているのが気になるという意見もあったのですが、HHKBは本体の厚さが結構あるので、使用中は完全に死角に入ります。そのため私はあまり気になった事がありません。
まとめ
HHKBは確かに打ち心地も良いキーボードですが、キー配列が独自なため、正直万人受けするとは言えません。購入する場合はメーカーのサイトを参考に自分に合ったモデルを探してみてくださいね。
https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/
